くらしの「ひとくふう」

赤池プライムクラブ

2017/9/1更新

日本映画はやはり素晴らしい、と思うこと。

~映画パーソナリティ・松岡ひとみさんと、日本の映画の魅力~

 ほぼ毎日のように試写室で映画を観る。映画監督や俳優にインタビューする。新作映画の舞台挨拶に立つ。映画の紹介記事を書く。いろいろな場面で映画の面白さをより多くの人に伝えることが松岡さんの仕事である。ある映画関係者が、松岡さんのことを“東海地区で一番映画を観ている人”と評したことがあるが、あながち大げさな話ではないように思われる。
 「ある時から、映画を観る感覚に変化がありました。15年ほど前でしょうか。食べ物を上手に撮る監督が好きだなーと思うようになって」と言われると、松岡さんは食いしん坊さんかな?と思うが、視点はそこではない。
 登場人物の暮らしぶりや時代背景を、セリフや映像で見せるのではなく、何気ない食事のシーンや、食べているもので語らせる。インスタント食品をレンチンして食卓にドン!と置く人なのか、秋刀魚を七輪で丁寧に焼く時代の人なのか。

きちんと描かれた食卓の風景には、鑑賞者の想像をかきたてる力があるという。
 「例えば桜が咲いて、セミが鳴く季節になって、紅葉を楽しんで、雪の風景が流れるだけで、ああ一年が過ぎたんだな、と思いますよね。食事の風景を描くことも四季を映すことも、海外の映画ではあまり見られない手法なのです」と松岡さん。そう聞くだけで、幾つかの映画作品が思い浮かんでくる。日本映画の素晴らしさをもっとじっくり味わって観たい、と思ったのは筆者だけではないはずだ。

「もちろん日本映画だけではなく、洋画も大好きですよ!」と松岡さん。「ヨーダ先生が大好きで、ヨーダ先生の言葉で気づかされたことがあります。それについては次回のお楽しみ・・・」

松岡 ひとみ 映画パーソナリティ

レポーター、テレビタレントを経て、1993年から映画の試写会、完成披露試写会、記者会見の司会を担当。2001年から肩書きを映画パーソナリティとして活動をはじめ、東海地区を中心に新作映画のみならず旧作から自主映画、短編映画などテレビ、ラジオ、ウェブ、雑誌で紹介。現在は、シネマインタビュアーとして年間100本以上の取材、舞台挨拶の司会、映画祭の主催、PR、キャスティングとしても活動中。

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